2027年の開業を目指していたリニア中央新幹線ですが、断念したことが報道されました。
リニア中央新幹線の2027年開業を断念したのは静岡のせいだとか。
今回はリニア中央新幹線の2027年開業を断念した理由と解決方法について考察します。
それでは早速見ていきましょう。
リニア中央新幹線の2027年開業断念
東京品川と名古屋の間を最速40分で走行するリニア中央新幹線。
JR東海はリニア中央新幹線の開業を2027年を目指していましたが、断念することが発表されました。
JR東海の丹羽社長は、
「開業は実現できる状況にない」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/56ffcdd95959e005babf9e47a65ee92cdc206f55
との事。
JR東海は目指していた2027年の開業を断念する方針を見せました。
リニア中央新幹線の2027年開業断念は静岡のせい?理由は?
リニア中央新幹線の2027年開業断念した理由は、
静岡県が工事に反対している
からだとか。
2017年に静岡工区の工事は締結しましたが、その後、約6年4ヶ月過ぎても着工されていません。
なぜ静岡県はリニア中央新幹線の開通工事に反対しているのでしょうか。
報道によると、
静岡県が環境に対する影響が懸念されるなどとして着工を認めていません。
引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240329/k10014406331000.html
と、環境理由に静岡県側は反対しているようです。
またリニア中央新幹線の停車駅の予定は
まなので、静岡県にはリニア中央新幹線の駅は作られないから、というのもあるのかもしれませんね。
リニア中央新幹線の開通に向けての解決方法について
リニア中央新幹線開業に向けての解決方法についてネットでは
◆JR東海 リニア中央新幹線の2027年開業断念
— けつかゆい (@kmb_lv) March 29, 2024
なぜ駅を作れない静岡県を通るルートしか提案出来なかったのか
図説の緑色矢印のように静岡県を全く通らずに所要時間を可能な限り高めるルートも作れる
地盤の問題なら諏訪湖を通るルートもある
変な意地の張り合いをせず関係者は合理的思考をすべきだった pic.twitter.com/bzFSS0dpaZ
と、リニア中央新幹線のルート変更の声が上がっていました。
静岡県を迂回するルートです。
静岡県を迂回するルートは可能?
当初、リニア中央新幹線のルートは3案あったようで、
1989年、当時の長野県知事が上記のBルート(伊那谷ルート)誘致を正式に表明し、建設促進期成同盟会、JRや日本鉄道建設公団(当時)もBルートを促進していたそうです。
このことから、
JRのパンフレットにもBルートのみが記載されるなど、世間にはBルートありきの空気感が漂っていた。
引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/52209
当時の世間もリニア中央新幹線はBルートだという感じだったようですね。
しかし、2000年代になってCルートが本命になったようで、きっかけは2007年の
日本の土木史上に残る難工事とされた東海北陸自動車道「飛騨トンネル」(岐阜県)の貫通
引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/52209
だったそうです。
いきなりの方針転換に困惑したのが長野県や諏訪地域で、山田諏訪市長(当時)や今井岡谷市長(当時)らは激怒したとか。
山田元諏訪市長は今でもJRに対する憤りを見せているようで、
「JRはわれわれをあおっておいて、連絡なく、はしごを外した。人が代わっても、われわれは覚えている」
引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/52209
このようなことから、静岡県が了承しないからといってルート(A案またはC案)を変えるのは、かなり難しいと思われます。
なので、リニア中央新幹線の開業するためには、やはり静岡県を口説き落とすしか無さそうですが・・・
最後に
リニア中央新幹線の2027年開業を断念した理由と解決方法について考察しました。
現状、静岡県が了承しないとリニア中央新幹線の開業は無いので、今後静岡県の態度が軟化するか、JR側が説得できるかにかかっています。
今後の動向に注目ですね。