千葉県で週休3日制が導入することが決定し話題を呼んでいます。
しかし、
週休3日制で残業がヤバくなるのでは?
という懸念もあるようですね。
また週休3日制の給料や公務員以外の週休3日制を導入している企業はどうなのでしょうか?
今回は週休3日制について考察します。
それでは早速見ていきましょう。
千葉県が「週休3日制」導入
千葉県が職員の多様で柔軟な働き方を一層推進するため、「週休3日制」を導入するそうです。
千葉県の人事課によると、県知事の部局に勤める正規職員は、基本的には適用対象だとか。
また、週末の土日とは別に毎週1日を限度に、「働かない日(週休日)」を設定することができるとのこと。
勤務時間の1日のうち、午前10時から午後3時までの時間帯を「必ず勤務すべき時間帯」としているそうです。
出勤時間や退勤時間を15分の単位で前倒しまたは後ろ倒しすることで、労働時間を確保する狙いのようですね。
千葉県の「週休3日制」の施行日は2024年6月1日。
【千葉県】週休3日制で残業がヤバい?
週休3日制だけ聞くと羨ましい話ですが、千葉県の週休3日制の場合、
4週間単位の総労働時間(155時間)は維持したまま、公務に支障が出ない範囲で勤務時間を柔軟に割り振ることで、週休3日も可能になる。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/19cc5402cab6d3c3bfd9f0488bdbbb362a479748
と、1ヶ月の労働時間は現在の週休2日制とは変わらない、ということですよね。
となると、週休3日制にした分、出勤日の時の負担が増すように感じます。
1ヶ月20日間(月~金)出勤だとして、155時間は1日7時間45分働く計算に。
それが週休3日制になれば1ヶ月16日(週4日出勤)なので、1日9時間以上働かないと総労働時間155時間に達しないんですよね。
となると、週休3日制にした分、1日の勤務時間は増えてしまいます。
これは人によって良し悪しかもしれませんが、
通常の週休2日制で残業なし → 週休3日制で残業あり
という働き方になるのでしょうか。
もしかしたら週休3日制の場合、1日の労働時間も不定になって残業という概念も無いのかもしれませんね。
またフレックスということで、「必ず勤務すべき時間帯」があるものの、今までフルメンバーで働いていたけど週休3日制で人が少ない時間帯が毎日できる・・・
デスクワーク系の仕事は人が居ないことでのしわ寄せって結構ありそうです。
週休3日制で休みは増えても、仕事の日にその分のしわ寄せが来てしまうのでは?
他に詳細な決め事や今後変更もあると思うので、必ずしも今回の懸念点は当てはまらないかもしれません。
しかし、現状、総労働時間が変わらない週休3日制は1日の勤務負担が増す感じなので、人によって印象が変わりそうですよね。
週休3日制の給料や公務員以外についても
週休3日制の給料は企業によって違うとは思いますが、少なくても総労働時間が変わらないのであれば給与も変わらないのでは。
また派遣社員など時給での雇用は影響がありそうですが、総労働時間が変わっても正社員なら給料はそのままだと思われます。
ただ雇用契約の見直しとかはありそうですよね。
報道によると、2023年4月時点で11府県(大阪や埼玉など)で、育児や介護などの事情を抱える職員を対象に導入されているそうです。
東京都は知事部局や公営企業の正規職員も同様の週休3日制度を導入していますが、週休3日になるのは4週間に1回だけとのこと。
全て公務員ですが、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する「ZOZO」では2021年4月から週休3日制を導入しているそうです。
「ZOZO」は基本1日8時間労働。
週休3日制を選んだ場合、
休日1日分の所定労働8時間を4日に分配し、出勤日は1日10時間働く。
引用:https://career.nikkei.com/nikkei-pickup/002059/
とやはり
1日の労働時間が増える代わりに休日が増える
ようです。
最後に
週休3日制について考察しました。
週休3日制は休日が増える代わりに1日の労働時間も増える働き方
のようですね。
これは人によって良くも悪くもなりそうです。
週休3日制にするか週休2日制にするか選択できるのであれば、働き方の幅が広がって良いのかなと。