染色工房「染司よしおか」の6代目当主で染織家の吉岡更紗さん。
吉岡更紗さんのwiki経歴はどのようなものなのでしょうか?
また染司よしおかの6代目となった吉岡更紗さんは、自身を何でも屋と語っているそうです。
今回は染織家の吉岡更紗さんについて紹介します。
それでは早速見ていきましょう。
吉岡更紗(染織家)のwikiプロフィール
- 生まれ:1977年
- 年齢:45歳
- 出身地:京都府京都市
- 兄弟:3人姉妹の三女
吉岡更紗(染織家)の経歴
吉岡更紗さんは大学を卒業後、染織技術を学ぶ前にアパレルブランド「イッセイミヤケ」のショップ店員として働いていたそうです。
しかし、吉岡更紗さんは
自分が継がなくては
と漠然と思っていたそうです。
吉岡更紗さんは三姉妹の末っ子で姉が二人いるのですが、家業を継ぐ様子が無い事を感じていたそうなんですね。
染織業界では兄弟の3番目が継ぐことはよくあることなんだとか。
その後、吉岡更紗さんは愛媛県の西予市野村シルク博物館で染織技術を勉強します。
西予市野村シルク博物館
野村町の近代化を、産業・経済の両面から支えてきた蚕糸業等にかかわる歴史的資料、まゆ・生糸 の生産に使用された道具類など貴重な資料を展示しています。また、実習室もあり、ろうけつ染めや草木染め、機織りなど、実際に作業をし、オリジナル作品を 創作しています
引用:https://www.city.seiyo.ehime.jp/miryoku/silkhakubutsukan/index.html
吉岡更紗さんは西予市野村シルク博物館で、
- 染色
- 製織
- 養蚕
- 座操り機での製糸
- 撚糸
などを、約2年程学んだそうです。
現在の吉岡更紗さんのスタッフの数人も西予市野村シルク博物館出身の人なんだとか。
その後、2008年に実家である江戸時代から200年以上続く「染司よしおか」に戻り、吉岡更紗さんの父で5代目の吉岡幸雄氏のもとで染織の仕事に就きました。
吉岡更紗さんは2019年に5代目吉岡幸雄氏の急逝により、6代目を継ぐことになり、現在に至ります。
吉岡更紗(染織家)染司よしおか6代目は何でも屋?
吉岡更紗さんは染司よしおか6代目として活動していますが、あるインタビューで
と語っています。
吉岡更紗さんは染織はもちろん、布を折ったり店番や経理などもするそうで、工房と店舗の経営に関しても携わっているようです。
また吉岡更紗さんはインスタレーションやインテリア関連の仕事も多いようで、
ホテルの吹き抜けなどに飾る布を製作したり、家具に布を施したり。
引用:https://intojapanwaraku.com/editorgo/15512/
と、いろいろな仕事の現場に行くんだとか。
インスタレーション
展示場所や空間を含めて作品とみなす芸術手法。現代美術における表現方法の一つ。
染司よしおかとは
江戸時代後期から200年続く染織工房で、化学染料を使わず天然の染料のみを扱うこと趣旨としています。
ただ吉岡更紗さんの祖父の代4代目の頃はまだ化学染料を使っていたそうで、4代目は化学染料の仕事で得た収入を植物染料の研究に費やしていたそうです。
そして、吉岡更紗さんの父である5代目が化学染料を全て廃して、天然染料のみ扱うことにしたんだとか。
吉岡更紗さん「染司よしおか」は日本の伝統色を導き出そうとしているそうで、常に日本の色を探究しているようです。
そんな吉岡更紗さんの作品がこちら
鮮やかで綺麗な色ですよね。
植物由来だからか優しい色って感じがします。
最後に
吉岡更紗さんは2019年に急逝した5代目の跡をついで6代目になりましたが、生前の引き継ぎは一切無かったそうです。
なので、急に吉岡更紗さんに社長業がのしかかってきた形で、それを周りの援助もありつつも乗り越えちゃんと引き継いでいるのは凄いことですよね。
情熱大陸では1年がかりで準備してきた大仕事に密着しているようなので、吉岡更紗さんがどのように仕事をしていっているのか見れそうです。